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- 2026.7.7
- GXよもやま話
【GXよもやま話】2030年には1日3時間労働になる!?
有名な経済学者ケインズは1930年に「我々の孫たちの経済的可能性(Economic Possibilities for our Grandchildren)」というエッセイの中で、先進諸国の生活水準は百年後には1930年当時の4倍から8倍程度になっているはずで、一日3時間、週15時間労働で生活に必要なものを得ることができるようになるだろうと予想していました。
1930年の100年後と言えばまさに現代です。状況は・・・皆さんご存じの通り一日8時間労働、さらには残業という感じで、実現には至っていません。
一時期の1990年代のITバブルの頃にも、コールセンターなどの業務はIT化により著しく省力化して、失業者が産まれるのではと危惧されましたが、現実にはITに従事する人口が大幅に増加しています。
現在もAIにより多くの仕事が奪われると言われていますが、果たしてどうなることやら。
なかなか3時間労働にならない要因の一つとして「ブルシット・ジョブ」なる無意味で不必要な仕事を生み出し続けているからだと、アメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーは主張しています。
ブルシット・ジョブの定義としては、被雇用者本人がその仕事を無意味で、不必要で、有害でもあると感じていているものの、そうではないと取り繕わなければならないように感じているような仕事ということで、以下の5種類について説明しています。
取り巻き (Flunkies): 上司を偉そうに見せるための仕事(受付、ドアマンなど)
脅し屋 (Goons): 他者を脅して操作する仕事(コーポレート弁護士、広報など)
尻拭い (Duct Tapers): 組織の欠陥を埋めるだけの仕事(バッグが到着しない乗客を落ち着かせる航空会社のデスクスタッフ)
書類穴埋め人 (Box Tickers): やっているふりをするための報告書作り(調査管理者、企業コンプライアンス担当者)
タスクマスター (Taskmasters): 不要な仕事を作る、または他人に割り当てる仕事(取り次ぎ、仲介)
なかなかに核心をついており、ちょっと耳が痛いです。
AIがさらに普及するにつれ我々の生活が楽になり、よりクリエイティブなものになっていくのか?
はたまた、新たなブルシットジョブを産み出すばかりで一向に楽にならないのか?
一度落ち着いて考えてみる必要がありそうですね。
writer:T.IWAKI