相談企業の概要

ひびき工場(産廃処理工場)にて、搬入される廃食油やグリース・トラップの汚泥を処理し、油水分離した油をバイオマス燃料として販売しています。現在、自社の処理プロセスの熱源としてLPGを購入して使用していますが、この部分を自社のバイオマス燃料(バイオマスボイラー)で代替し、バイオマス燃料を「自家消費+販売」するビジネスモデルへの転換を検討しています。

 

相談内容

◆当初抱えていた課題
自社でバイオマスボイラーの選定を行い見積もりも取得していましたが、設備が大きく高額(数千万円規模)であるため、採算が合わず投資に繋がらない可能性がありました。

補助金を活用して投資のハードルを下げたいと考えていましたが、これまで補助金を使用した経験がなく、どの制度が適しているか判断できずに困っていました。

 

◆支援希望内容
自社が考えるバイオマスボイラーの導入に適した補助金について助言をいただきたいと希望されていました 。できれば申請準備の段階からサポートしてほしいとのご要望がありました。

 

コーディネーターによるヒアリング内容と支援の方向性

バイオマスボイラーの導入に適した補助金を見定めることを本支援のゴールとして設定しました。専門家として株式会社タンソーマンGXの福元惇二氏を選定し、補助金・税制活用を中心とした脱炭素投資支援の提案を進める方向性が確認されました。

 

専門家による支援内容

専門家は株式会社タンソーマンGXの福元惇二氏が担当しました。

■1回目廃食油を活用したバイオマスボイラー導入に向け、情報収集と状況の整理を行いました 。設備費が高額で投資判断には補助金等の活用が不可欠である認識を共有し、「省エネ・非化石エネルギー転換支援補助金」および「カーボンニュートラル投資促進税制」の2つの支援策を提案しました。

■2回目IHI製マルチオイルボイラの導入に関して、環境省の補助金制度「令和6年度 工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(先進枠)」への適用可能性を調査・報告しました 。省エネ効果と非化石エネルギーへの転換が見込め、補助要件を満たす可能性が極めて高いことを確認したほか、J-クレジット創出による追加的な経済メリットについても助言しました。

■3回目環境省「SHIFT事業(省CO2型システムへの改修支援事業)」の補助金活用可能性について調査結果を報告しました 。CO2削減効果や費用対効果の試算、必要書類の整理などを含めた次年度申請向けレポートを提示し、見積取得や仕様確定など今後の具体的なアクションについて助言を行いました。

 
 

専門家 株式会社タンソーマンGXの福元惇二様より

サニックスホールディングス様の脱炭素化へ向けた力強い一歩を、補助金活用の面からサポートさせていただきました。 複雑な申請要件も、自社の状況と照らし合わせて一つずつ整理することで、具体的な導入のロードマップを描くことができたと感じております。 今回のバイオマスボイラー導入を足掛かりとした、今後のさらなるビジネスの発展とカーボンニュートラル実現へのご貢献を心より応援しております。