7月16日(火)に株式会社デンソー九州様と「今何故GXが必要なのか」という視点で勉強会・意見交換会を実施しました。

 株式会社デンソー九州様は、北九州市八幡西区に本社を置く、カーエアコン等を中心に事業展開している自動車部品メーカーです。本年度にはGX推進課を立ち上げ、これまで以上に積極的にGXに取り組まれています。さらに、北九州GX推進コンソーシアムのワンストップ相談窓口事業では専門家としても登録いただいており、生産ラインにおける省エネアドバイス等、地元企業のGXの推進にもご協力いただいています。

株式会社デンソー九州本社社屋外観(提供:株式会社デンソー九州)

 今回、株式会社デンソー九州様よりお声掛けいただき、デンソー九州北九州工場と広島工場をオンラインでつなぎ、社長以下、スタッフの方々と今何故GXが必要なのかという視点で、最新の科学的な知見やデータ、報告書等の内容やカーボンバジェットの考え方等を踏まえ、意見交換をさせていただきました。

 

 意見交換会の場では、スタッフの皆様より、

 ・GXは、新事業や先進技術を展開することを通じ、経済成長・ビジネスを進めるとの視点で取り組むことが重要
 ・GXや脱炭素(カーボンニュートラル)という課題については、具体的にどのような事にどう取り組んでいくべきなのか、多くの人には正確に伝わっ
  ていないところがあるのではないか(北九州GX推進コンソーシアムでもそれを示していくべき)

 等、様々なご意見いただきました。

 「GX」は、化石燃料に頼ったこれまでの経済や産業の構造を、クリーンなエネルギーを中心とした社会に大転換させようとする困難な課題であり、様々な主体が知恵を出し合って解決を目指す必要があります。そのため、北九州GX推進コンソーシアムの枠組みを活かして、産学官金の各分野から知恵や意見を出し合い、具体的なGX推進の取組の実現を今後も目指していきたいと考えています。株式会社デンソー九州様とも、今回をきっかけに、より一層のやり取り・連携を進めさせていただきたいと思います。