10月上旬に放送されたプロジェクトX「プノンペンの軌跡」、ご覧になった方は多いと思います。水道というインフラの大切さ、日本ではあまり意識しない「飲める水の貴重さ」について、気づかされたドキュメンタリーであったと思います。北九州市上下水道局は、知る人ぞ知る、日々新しいチャレンジを積み重ね、世に問うている部署といえます。
さて、本日は水道のなかでも、上水道でなく、下水道に関する取り組みをご紹介します。

下水道に流れるもの

みなさん、小学生のころに、下水道施設を見学したことがあるのではないでしょうか。私たちの生活を衛生的に保ってくれる、なくてはならないインフラ、それが下水道です。下水道がないとどんなに大変なことになるかは、ちょっと想像すればおわかりいただけますよね。

下水の処理については、上下水道局のHPで紹介されていますので、ぜひ復習してみてください。
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/suidou/s01300004.html

下水の処理で発生するのが、「汚泥」です。汚泥、どういうものからできているかは、ご想像のとおりです。北九州市には百万近い人口がいますから、毎日の生活で出てくるものです。

汚泥から肥料が誕生!

さて、このほど、その汚泥を原料とした肥料、「OH!DAY!北九州」が発表されました。扱いやすい粒状の肥料となっています。
人間が生活するうえで否応なく排出するもの、これを、再び食料に変える肥料として再生することは、まさにサーキュラーエコノミーと言えるのではないでしょうか。
リンク先の記者発表資料もどうぞご覧ください。

「北九州市の下水から新たな肥料が誕生しました!」
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001110284.pdf