今年も残すところあとわずか、街はクリスマスの雰囲気に彩られています。

そんなクリスマスカラーといえば、やはりグリーンと赤ですよね。このクリスマスカラー、それぞれちゃんと意味があるそうです。

赤は「尊いイエスキリストの血」を表しており、「神の愛と寛大さ」という意味があります。
緑は冬でも枯れることのないもみの木やヒイラギの色で「永遠の命、神の永遠の愛」という意味があります。

そんなクリスマスで緑といえば、やっぱりクリスマスツリーですよね。あれってそもそもどんな意味があるのでしょう?
クリスマスツリーは旧約聖書の『創世記』に登場する「知恵の樹」の象徴であるという説があります。
アダムとイブが蛇にそそのかされ「禁断の果実」を食べてしまう有名なエピソードがありますが、その「禁断の果実」がなっていた木が「知恵の樹」です。
ツリーのオーナメントで、リンゴをかたどったものがありますが、あれはアダムとイブの食べた「禁断の果実」だったんですね。

また、日本ではクリスマスが終わるとクリスマスツリーはそそくさと片づけて、お正月の準備を始めますが、本来は飾る期間が決まっているそうです。
クリスマスの準備は12月25日の4週間前の日曜日から、前日の12月24日までの「待降節(たいこうせつ)」の期間に行います。
日本でもほとんどのご家庭が、この期間に準備されているのではないでしょうか。

さて、お片付けですが、キリスト教では12月25日から翌年の1月5日までを「降誕節(こうたんせつ)」と呼びクリスマスのお祝いをし、その「降誕節」の翌日の1月6日に片づけるのが正式だそうです。
そうです。クリスマスツリーって実はお正月飾りだったんですね。

話は変わりますが、クリスマスの時って「Merry Christmas!」って言うじゃないですか。
あの「Merry」って他で使ったことがありませんが、何なんですかね?早速調べてみました。

「merry」は形容詞で「陽気な」「快活な」「お祭り気分の」「浮かれた」「素早い」「キビキビした」などの意味があるそうです。
「Merry Christmas!」になると「楽しいクリスマスを!」「素敵なクリスマスを!」という挨拶になります。
よく考えたら「Merry-Go-Round(回転木馬)」なんていうのもありますね。
「get merry」で「ほろ酔い気分になる」なんていう意味もあるそうです。
12月は忘年会シーズンですが「get merry」位で留め、飲みすぎには気を付けたいものですね。