夏も近づく八十八夜♪ということで、そろそろ新茶の時期が近づいてきました。
ちなみに「八十八夜」とは立春から数えて88日目の日のことで、5月上旬にあたり、毎年この時期に新茶の収穫が行われます。

お茶には色々な種類があり、その数はなんと100種類以上あると言われています。
そして、そのほとんどがツバキ科の植物であるチャノキの葉を原料に作られています。

代表的なものに緑茶や紅茶などがありますが、そもそもこの「緑茶」「紅茶」という言葉、茶(ブラウン)の上にさらに色の表現がくっついていますよね。なんか茶色が肩身が狭い感じです。

では、そもそも茶色とはなんの色なのか?お茶の葉の色の緑色こそが茶色と呼ばれるべきなのでは?と言いたくもなります。
一説によると、チャノキの葉を染料として使用した場合、染め上がりがまさにブラウンになるそうで、飲むお茶の色ではなく、お茶で染めた時の色だそうです。

では、色のついているお茶の名前はどのくらいあるのか、調べてみました。
いわゆる日本茶はそのほとんどが緑茶に分類されますが、中国茶では、発酵などの製造工程によって分類が異なるそうで、緑茶、黄茶、黒茶、白茶、青茶、紅茶に6つに大別されます。
色んな色がついたものです。

ちなみに「お茶の色」そのものの事を水色(すいしょく)と呼ぶそうで、こっちはライトブルーな感じです。

まさに「茶の湯の道は一日にしてならず」ではないですが、お茶の世界の奥深さを感じますよね。