梅雨の季節になり、どんよりとした天気が続いています。
気候変動で雨の降り方も変わってきていますので、皆様、十分に注意をお願いします。

ところで、タイトルの通り「梅雨」ってなんで「梅」の雨なんでしょうか?
「梅」というと一般的には2月下旬から3月上旬位のイメージです。早速調べてみました。

いくつか説があるようですが、梅の実が5~6月頃に熟すため、その頃に降る雨で「梅雨」と呼ぶ説があるそうです。梅の花ではなくて実だったんですね。
他にもカビが生える時期で「黴雨(ばいう)」だったのが、イメージが良くないため音が同じ当て字で「梅雨」となった、なんて説もあるそうです。

というわけで、「梅」の件は納得なんですが、じゃあなんで「つゆ」と読むのでしょう?「梅」も「雨」も「つ」でも「ゆ」でもないですよね。
こちらも諸説ありなようです。
ひとつは、雨が降って水滴が木々の葉などについている「露」から来ているという説、他には梅の実が熟して「潰える(ついえる)」から転じた説、カビが生えて食べ物がダメになる「費ゆ(つゆ)」から来たという説などなど。
いずれにしても「梅雨(ばいう)」が先にあって、読みを無理やり充てたキラキラネーム的な感じですね。

ところで「つゆ」で思い出しましたが、牛丼屋などで言う「つゆだく」の「だく」ってなんですかね?こちらも早速調べてみます。
「だく」ですが「だくだく」の略で「液体がたくさんある様子」を示す言葉です。
他にも「胸が激しく鼓動する様(ドキドキ?)」や「汗や血などが激しく流れる様(汗だく)」などの意味もあるようです。
いわゆる擬音語、擬態語、オノマトペってやつですね。

近年よく耳にするようになった擬音語や擬態語をあらわす「オノマトペ」ですが、音が面白いですしちょっと語源が気になります。
こちらも調べてみます。
オノマトペの語源はフランス語の「onomatopée(オノマトペ)」で、さらにその語源は古代ギリシャ語の「onomatopoiia(オノマトポイーア)」から来ているそうで、「名前を作る」「音を模倣して単語を作る」というような意味があるそうです。
フランスから来た外来語だったんですね。

気になったついでに、せっかくなので最後はオノマトペ多めに締めてみます。

何かとジメジメする梅雨の時期ですが、皆さんもチラリと気になったことをサクサクと調べてみてはいかがでしょうか?ちょっとワクワクできるかもしれませんよ。