9月22-23日に、ニューヨークの国連本部において、「未来サミット(Summit of the Future)」が開催され、これからの国際社会の具体的な行動指針を示した成果文書「未来のための協定(Pact for the Future)」が採択されました。

「多国間主義の新たな門出をここに誓う」(協定のパラ7)という決意の下、現在および将来の世代のニーズと利益を守るために、幅広い主題(下記5つの章)の下で56のアクションが示されています。

I. 持続可能な開発と資金調達

II. 国際平和と安全保障

III. 科学・技術・イノベーションとデジタルの協力

IV. 若者と将来世代

V. グローバル・ガバナンスの変革

GX(≒気候変動対策、SDG13)に関しては、パリ協定やSDGsの実施加速の他、国際協調によるイノベーション、技術・資金支援の加速が言及されており、民間企業に対する期待も寄せられています。

未来サミットでは、国際社会が改めてサステナビリティを追求していく姿勢を確認する場となりました。こうした国際的な動きは、事業規模を問わず、これからの企業経営に影響を与えるものです。リスク回避と機会の最大化に向けて、今のうちから自社の事業を通してサステナビリティに貢献していくための経営戦略を立てていくことをおすすめします。

なお、北九州GX推進コンソーシアムでは、そうした経営戦略を練るための頭の体操の場として「北九州GXエグゼクティブビジネススクール」を開校しています。こちらも是非ご活用ください。

(参考)

未来サミットの成果文書「Pact for the Future, Global Digital Compact, and Declaration on Future Generations」(英文):https://www.un.org/sites/un2.un.org/files/sotf-pact_for_the_future_adopted.pdf

2024年度GXエグゼクティブビジネススクールの概要:https://ktq-gx.com/news/1882/

2024年度GXエグゼクティブビジネススクールのカリキュラム:https://ktq-gx.com/news/2244/