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- 2026.1.13
【GXコンソ事務局員のつぶやき】北九州GX推進コンソーシアムが発足2年となりました(後編)
(以下、コンソーシアム事務局員の個人的見解です。(「前編」の続き))
GXに関する解決方法は様々に提唱されており、技術的にも多くのアイディアが出されています。ただし、その多くはまだコストが高く、実際の活用には採算性から困難が伴うことが多いです。しかしその一方で、例えばLED照明のようなものが出てくると状況は一気に変わります。以前は、蛍光灯の利用に伴う電気の利用、そしてその電気利用の結果出る温室効果ガスの排出を抑えるためには、「節電」という我慢の選択肢しかありませんでした。しかし、LED照明が開発されたおかげで、蛍光灯をLED照明に替えれば、電気代は減るし温室効果ガスの排出も減るというウィン・ウィンの状況が実現されました。空調関係も技術の進化のおかげで、最新・最適なものを導入すればコスト面でも環境面でもプラス、という状況が実現できています。北九州GX推進コンソーシアムでは、ぜひ、このような「世界を変える製品・サービスの開発」を後押ししたいと思っています(部会や補助金制度があります)。ぜひ、メンバーの皆さまから「こんなイノベーションを起こしたいので仲間がほしい」といったご提案をお待ちしております。
先に述べたとおり、GX推進の一番の課題は「解決の技術はあるがコスト高の点をどうするか」だと思います。これには、GX推進法をはじめとした国の施策で、GX関連の研究開発に積極的な投資があったり、温室効果ガスの削減行動が経済的に有利になったりという公的部門の政策的な誘導は欠かせません。北九州GX推進コンソーシアムでも、事務局の一翼を担っている北九州市で、GX製品・サービスの公共調達の推進など、できる限りのことをしていきたいと思っています。ただ、根本的な問題解決には、公的部門でのリードだけでなく、LED照明のようなイノベーション・技術開発を民間企業や大学等が進めること、さらに、「GXに貢献する製品・サービスは、そうでないものよりも大事なので前者を積極的に購入・利用したい」という企業や消費者の意識改革・行動変容が不可欠です。例えば「鉄の街北九州」でグリーン鉄の利用を街ぐるみで進めれば、それがGX関連の行動変容の大きなきっかけになるのではと考えています。
「大きな話は分かるが、自分の会社で何をしたらいいか分からない」というメンバーの企業さまは、ぜひ、本コンソーシアムのワンストップ相談の利用をご検討ください。無料から始められますし、本コンソーシアムのメンバーでGXに関する専門的知見を有する専門家の方から「どう進めればいいか」のヒントを受けられますし、メンバーで一緒になって成長する機会となります。
80億人を超えたと言われる世界人口ですが、その人類が、地球環境を劇的に変えるまでの力をもつようになりました。そして、「戻れない線」を私たちの世代で越えてしまうかもしれません。こういう意識・認識を少しでも多くの人に共有していただき、現実には簡単ではありませんが、少しでも脱炭素に向けた意識改革・行動変容を全国に先立って起こすこと、それが「北九州GX推進コンソーシアム」で3年目以降に目指すことだと考えております。
ぜひ、メンバーの皆さまからも「こんなことができるのでは」とか「こんなことをしたいのだが仲間がほしい」といった点、事務局まで積極的にお知らせください。
【お問い合わせ先】
北九州GX推進コンソーシアム
事務担当:(公財)北九州産業学術推進機構 GX推進部 GX推進課
TEL:093-695-3006 fais-gxsuishin@ksrp.or.jp