虹の色は何色ですか?と聞かれたら、皆さん迷わず「7色!」と答えると思います。
ところがこれは、「GX」が世界で通じないのと同様、あくまで日本国内での常識で、世界では7色とは限らないようです。
早速、調べてみました。

7色:日本、韓国、イタリア、オランダ
6色:アメリカ、イギリス
5色:中国、フランス、ドイツ、メキシコ
4色:ロシア、インドネシア

アフリカのある部族では8色と言うところや、逆に2色と言うところもあるようです。

そういえば、アメリカのApple社のリンゴのロゴマークは、昔レインボーカラーだったのをご存じでしょうか?見てみると確かに6色なんですよね。興味のある方は検索してみてください。
ちなみに、Apple社のリンゴは右側がかじられています。これはコンピュータの単位である「byte」と英語でかじるの「bite」をかけたとの俗説がありますが、実のところデザイナー本人によると「ほかの果物と見間違われないように」との単純な理由のようです。

また、創業時のApple社のロゴにはリンゴの木の下に座っているアイザック・ニュートンが描かれています。ニュートンといえば300年程前に活躍したイギリスの有名な物理学者です。リンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見した逸話は有名ですよね。

実は、世界で最初に虹の色は7色と分類したのも、このニュートン氏だそうです。
太陽光をプリズムに通すと赤から紫色の光が現れる現象を観察し、この光の帯をスペクトルと名付けて「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色に分類したとのことですが、冒頭でご紹介した通りニュートンの母国イギリスでは虹は6色になっており、残念ながら7色説は浸透していないようですね。