9月になり秋めいてくるかと思いきや、いつまでたっても暑い日々が続いています。
もはや四季ではなくて二季などと言われていますが、本当にそう定着してしまう前に、対策が必要です。

秋といえば、食欲の秋。
多くの食べ物が旬を迎えます。旬の食べ物は体に良いと言われますし「柿が赤くなると医者が青くなる」とか「トマトが赤くなると医者が青くなる」なんていう、いわゆる「医者いらず」なんて言葉もありますね。
実際ほうれん草は旬(秋~冬)の時期は、夏に獲れたものと比較してビタミンCの量が5倍も多いそうです。

ところで、皆さんキャベツの旬ってご存じでしょうか?
スーパーには年中並んでいる野菜のキャベツですが、実は旬がなんと年に3回あるそうです。
というのも品種改良の結果、春キャベツ、夏キャベツ(高原キャベツ)、冬キャベツの3種類が存在しており、それぞれに旬の時期があるためです。
春キャベツが3月~5月頃、夏キャベツは6月~10月頃、冬キャベツは11月~3月頃が旬とのことで、なんと旬じゃない時期が6月のみ!という状況です。もはや一年中が旬と言っても過言ではないです。
ちなみに北九州の若松区で栽培されている「若松潮風キャベツ」という、玄界灘の潮風を常に受けて育つ甘くておいしいキャベツがありますが、こちらの旬は10月下旬から3月下旬ということで、冬キャベツに該当します。

そんな野菜の中でも「カラダのために緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう!」なんて言われますが、「緑黄色野菜」ってそもそもなんでしょう。早速調べてみます。

厚生労働省によると「原則として可食部100グラム当たりβカロテン含量が600マイクログラム
以上のもの」ということだそうで、一覧も公開されています。ご興味あればぜひ(「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」の取扱いについて

緑黄色野菜の中でも、部位や種類ごとに違う野菜があり、かぶや大根の葉は緑黄色野菜で実(根)は淡色野菜、ねぎの緑の部分は緑黄色野菜で白い部分は淡色野菜、ブロッコリーの先っちょ(花序)は緑黄色野菜でそれ以外が淡色野菜なんて細かい分類もあるようです。
また、芽キャベツは緑黄色野菜で通常のキャベツは淡色野菜、水耕栽培のレタスは緑黄色野菜でそれ以外は淡色野菜なんていう分類もあります。
なんかちょっと細かいですよね。

βカロテンが多く含まれるカラダに良い緑黄色野菜ですが、その他の野菜たちもカラダに良い多くの成分を含んでいます。
まだまだ暑い日が続きそうですし、旬の野菜をバランスよく摂取し、健康に気を付けていきたいですね。