スポーツチームなどに所属する若い選手が、自分たちのチームのスポンサー企業などを訪問し、事業内容やGXへの取り組み状況などを取材する「Youth Journalist」企画の第二弾です。
第一弾に引き続きロードバイクチーム「北九州Duckbills」の選手たちが、今回は吉川工業株式会社様を訪問してくれました。

吉川工業さんって、どんな会社?

こんにちは!北九州Duckbills広報担当の今留淳希です。
今回訪問させていただいたのは吉川工業株式会社さん!
北九州Duckbillsのスポンサー企業でもあり、地元・北九州市を拠点に、日本のモノづくりを支えているすごい会社です!

吉川工業さんは、1920年に官営八幡製鐵所のパートナー企業として創業。なんと創業105年!まさに“北九州のモノづくりのレジェンド”みたいな存在です!

現在は、
・鉄鋼関連分野
・ICTソリューション分野
・表面処理分野
・エレクトロニクス分野
・エンジニアリング分野
など、幅広い分野で日本の産業を支えています。

たとえばエレクトロニクス分野では、みんなが普段使っているUSB Type-Cのプラグケースや電子デバイス部品の製造。ICT分野では、RFID技術を使った入退室管理システムや医療機器管理システムなど、セキュリティと生産性向上に役立つソリューションも展開していました。

創業以来「解雇ゼロ」。理念が本気すぎる

吉川工業さんが大切にしているのは、「敬・信・愛」の基本理念

「敬」:常に周囲に感謝し、尊敬の念を持って接することです。
「信」:互いに信頼しあい、絆を深めることです。
「愛」:愛情を持って、人やモノに接することです。

この理念のもと、社員一人ひとりを大切にされており、なんと創業から解雇ゼロ!まるで“家族のような会社”という言葉がぴったりでした。

GXへの取り組みも本格的!

大きな会社ならではの発想で機械の自動化をしたり、GXの取り組みをするための機械を作ったりとさまざまな取り組みをしていました。大きい会社ならではの取り組みだなっと思いました。
また、GXの取り組みについて聞いた際にちなみにGXはどのような意味で使われていますか?っと聞き返されることもありました(笑)それだけまだGXと言う言葉自体が広義で使われている概念だからこそ、こうした先進的な取り組みをもっと多くの人に知ってほしい!と感じました。

どんな会社か分かったということで、もっともっと深く皆さんに知ってもらいたいと思います。

工場見学スタート

まず見せていただいたのは、巨大な鋼材を自動で切断する機械。
従来はバーナーを使って人の手で切っていたそうですが、真夏はまさに灼熱地獄…。それをすべて自動化したのがこの機械。人の安全・効率性の両面で素晴らしい発明です!

ちょうどその日は、お客様の所に出荷する切断機の整備最終日。僕たちが見学した翌日には、現地に発送されるそうで、超レアなタイミングで見学させてもらいました。
そしてなんと、前回訪問した光和精鉱さんの設備工事も吉川工業さんが担当されていたとのこと!こういうつながりを発見できるのも、このシリーズの楽しさですね。

食品パックの”裏側”にも関わっていた!

一番驚いたのがこれ。吉川工業さんって、食品の真空パック機械も作っているんです!!

カニカマやミートボール、ハムなど、スーパーでよく見る“ピッタリ密封されたパック”。あれを包んでいる機械が、ここで作られてるとは…!

しかも今回は、その真空梱包機の組み立て現場を特別に見せていただきました。むき出しの部品や構造を見る機会なんてめったにないので、めちゃくちゃ貴重でした。
普段なにげなく目にしてるものの“裏側”って、ほんとおもしろいですね。

最後にひとこと

今回は吉川工業さんにお邪魔させていただきました。
今回の見学で、吉川工業さんがどんな会社か、すごく深く知ることができました。
現場を見て感じたのは、モノづくりには「正確さ」「信頼性」「安全への配慮」が本当に大切だということ。そして、社員さん一人ひとりが自分の仕事に誇りを持っているのが印象的でした。

Duckbillsとしても、こうした“本気で頑張っている大人たち”から、もっと学んでいきたいと思います!

吉川工業さん、本当にありがとうございました!