「時間軸の悲劇(Tragedy of the Horizon)」
2015年9月に、イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏が、金融関係者を対象としたスピーチで使った言葉。
従来の金融政策や金融危機は数年~10年程度の時間軸で評価すれば良いが、気候変動からの影響は予測が困難であり、金融への影響が顕在化したときにはすでに手遅れになる。この時間軸のギャップを「時間軸の悲劇」と表現しました。
企業や金融機関は「時間軸の悲劇」を引き起こさないために、長期的な視点から気候関連リスクを捉える必要があります。